(仮訳)オランダ産の黄色の新種、Crepidotus cristatus
Senn-Irlet, B. & Immerzeel, G. 2003. Crepidotus cristatus, a new yellow species from the Netherlands. Persoonia. Available at: https://repository.naturalis.nl/document/569887 [Accessed February 26, 2023] 【R3-10370】2023/2/26投稿

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3行まとめ

オランダで採集された菌を検討し、Crepidotus cristatusとして新種記載した。
本種は子実体が黄色で担子胞子が球形~類球形、縁シスチジアが小型で指状突起を有し、立方体の結晶を伴うことなどで特徴づけられた。
また、日本産のC. sulphurinus標本を検討し、これをC. citrinusのシノニムではなく別種とみなした。
The Netherlands, prov. Utrecht, Nijenrode, Breukelen

(新種)

Crepidotus cristatus Senn-Irlet & Immerzeel
語源…鶏冠の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Crepidotus citrinus
本種と異なりオランダではなく主に(亜)熱帯に分布する
本種と異なり担子器が2胞子性
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が黄金褐色である
Crepidotus carpaticus
ヨーロッパに分布する
子実体が黄色を帯びることがある
シスチジアのサイズが類似している
シスチジアの形状が類似している
本種と異なりシスチジアに結晶を伴わない
Crepidotus roseoornatus
ヨーロッパに分布する
シスチジアのサイズが類似している
シスチジアの形状が類似している
本種と異なり子実体が帯赤色である
Crepidotus contortus
本種と異なりオランダではなく北米などに分布する
本種と異なりシスチジアが顕著に歪んだ形状をとる
本種と異なりシスチジアに結晶を伴わない